こちらでは、無垢6mmフローリングの施工要領をご紹介していきます。
一般的な無垢素材フローリング・直張りフローリング・SPCフローリングは施工方法が異なるため、各商品に同梱されている施工要領をご確認ください。
作業工程 目次
1.施工前の準備
無垢6mmフローリングは、無垢素材商品のため空気中や床下からの湿度の影響を受けやすいフローリング材です。
木材が有する水分の吸排作用によって膨張・収縮する特性を持っていますので、施工の際には下記の施工要領をお守りください。
施工方法の確認
- ・必ず下地材(捨て貼り合板や既存フローリング)が必要です。根太に直接施工することはできません。
また、遮音マットやクッション性のあるフローリングへの上張り施工はできません。 - ・寸法変化を小さく抑えるため、下地材への固定は指定の接着剤とステープルでしっかりとおこなってください。
- ・接着剤は、セレクティUR-145(ウレタン樹脂系接着剤)または同等品を使用してください。
また、酢酸ビニル系(白ボンド)、アクリル系エマルジョンなどの水性系接着剤は使用しないでください。 - ・ステープルは、接着剤付きフロアー用ステープル(肩幅4mm、足長25mm)を使用してください。
フロアーネイル、フィニッシュネイル、ブラッドネイル(針釘)、通常の釘類は使用しないでください。

注意事項
- ・内装用のフローリングは外装には使用しないでください。
- ・床暖房にはご使用いただけません。
- ・床下のコンクリートは含水率が10%以下になるまで乾燥させてください。
(※床下に湿気がこもると、施工後に反りや曲がり、突き上げ、床鳴りなどが発生する恐れがあるため、換気口は十分に設置し、風通しを良くしてください。) - ・雨風が吹き込むことのないよう、サッシなど開口部の取り付け後にフローリングを張ってください。

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専用見切り材(別売)は、既存フローリングに上貼りする場合にお使いいただけます。 既存巾木や壁面に突きつけたい場合にお使いいただけます。 床材と床材を見切りたい場合にお使いいただけます。 床の段差を見切りたい場合にお使いいただけます。 ▲目次へ戻る
【注意】養生シートを固定する際、養生テープを直接フローリングに貼らないでください。2.仮並べ
開梱後はすみやかに施工しましょう
開梱後は養生期間を設けずにすみやかに施工しましょう。湿度が高い状態で保管していると、反りや膨張が生じる恐れがあります。(特に梅雨時はご注意ください。) 全体の品質を確認します
施工前に仮並べをし、色や柄のバランスをなど全体の品質を確認します。
天然木を使用しているため、色合いや節が一枚一枚異なるため、気になる節や色が入った材料は、目立たない場所に貼る等の工夫が必要です。
※無垢素材商品ですので施工時に一定程度のハネ品が出ます。あらかじめご了承ください。
※施工後の返品・交換には応じかねます。張り方を決めます
フローリングの張り込み前に割り付けを行うと、より一層見た目が美しく、仕上がりがよくなります。
3.張り込み
注意事項
サネを強く叩き込むと反り・曲がり、突き上げ、表面割れなどの原因となります。(※木口の接続部分も同様です。)
また、壁際は3~5mmあけてください。
接着剤を塗布します
同梱のクシ目ゴテを用いて、1㎡あたり400~500gを目安に塗布してください。
接着剤がフローリング表面に付着した場合は、すみやかに布で拭き取ってください。
ステープルを打ち込みます
打ち込みピッチは約150mmとし、エンドにも1ヶ所打ってください。
打ち込み角度は50~60°を厳守し、エア圧を6~7kgf/c㎡に調整してください。
際の処理をします
はき出し窓・ドア・敷居・框などへの納めも、必ず3~5mmの隙間を設けてコーキング処理してください。
専用の見切材(別売)を使用して3mm程度の隙間を確保する施工方法もおすすめです。
4.専用見切り材の施工
見切り材を差し込む側のフローリングのサネを切り落とし、差し込みます。その際、見切り材は接着剤で固定します。
見切り材に5mmの飲み込みがありますので、その中で必ず3mm程度の隙間を設けてください。
5.養生
さらに、その上に段ボールや合板などの養生ボードを隙間なく敷いて、十分に養生してください。