樹種について
かための木

オーク(ナラ)
- 【ブナ科広葉樹】
- 硬くて木目がはっきりとした高級感溢れる木です。弾性もあるので、フローリングや家具、またウイスキーの熟成樽としても有名です。柾目に入る斑模様は虎斑(とらふ)と呼ばれ、高級家具などで重宝されています。極東産のミズナラ、欧米産のホワイトオーク、レッドオークなど様々な種類があります。

チェスナット(クリ)
- 【ブナ科広葉樹】
- はっきりした美しい木目を持つ木です。狂いが少なく耐久性も高いことから、土台や家具、鉄道の枕木などに使用されてきました。名栗(なぐり)加工や削ったり磨きをかけたりするとより引き立ちます。

アッシュ(タモ)
- 【モクセイ科広葉樹】
- 「木のクイーン」と呼ばれるほど、年輪がはっきりとした木目が美しい木です。材質は硬く、フローリングや高級家具などに用いられるほか、野球のバットにも加工されます。ヤチダモとも呼ばれ、産地は極東地域です。

ホワイトアッシュ
- 【モクセイ科広葉樹】
- 辺材は白基調ですが、心材は赤褐色や薄黄色など色のコントラストがあります。タモ同様に美しい木目が特徴です。耐久性が高く、家具にもよく使われる樹種なのでコーディネートしやすく、野球のバットやホッケーのスティックなどスポーツ用品にも使われています。

バーチ(カバ)
- 【カバノキ科広葉樹】
- 白くて木目がおとなしく適度な硬さがあるため、どんなシチュエーションも素敵に演出してくれる木です。メープルに近い色目を持つ楓樺のほかに、山岳リゾート地で見られる白樺もカバ材の一種です。従来は白い部分のみを集めて使われていましたが、最近は赤みを帯びたり節を含む、よりナチュラル感のある部分も多用されています。

サクラ(西南カバ)
- 【カバノキ科広葉樹】
- ほんのりとピンクがかっており木目が優しくやわらかな表情です。比較的赤みの強いものから、薄いピンクや比較的白っぽいものなど、自然が作り出す様々な色合いがあります。恋目桜は水目桜に似た赤みのやや強いものだけを集めた商品、心桜は髄心を多用した個性的な商品です。

メープル
- 【カエデ科広葉樹】
- 樹液からはメープルシロップが採れ、葉はカナダの国旗で代表される木です。日本名ではカエデと呼ばれ、一説では、葉の形がカエルの手に似ていることから「カエル手」が転訛したものと言われています。材質は重硬で白く、鳥眼杢が入るのが特徴です。極東産のイタヤカエデと欧米産のハードメープルに大別されます。

シカモア
- 【カエデ科広葉樹】
- ヨーロッパおよび西アジアに分布する白い木で、時に縮み杢と呼ばれる美しい木目を持ちます。別名「ヨーロピアンメープル」と呼ばれ、ヴァイオリンなどの弦楽器にも使用されています。

チーク
- 【クマツヅラ科広葉樹】
- 世界三大銘木のひとつで、特に狂いが少なく耐久性が高いため、船の甲板に用いられるほか、家具や装飾、フローリングなどに広く使われています。金褐色や黄白色をしており、日光に当たり続けると味のある飴色へと変化していきます。ミャンマー産とインドネシア産に大別されます。また、ヴィンテージチークはインドネシア産チークの老木を使用した様々な木目をお楽しみいただける商品です。

クク
- 【マメ科広葉樹】
- 東南アジアに分布しており、材質は重硬です。チークの代用品として装飾用に長い間使用されてきました。チークのようなはっきりした木目ではなく、均一で深みのある濃い色合いを持つ木です。

タガヤサン
- 【マメ科広葉樹】
- タイやインドネシアなどの東南アジアに生育しています。別名で鉄刀木と呼ばれるように材質は非常に緻密で硬く粘り気があり、耐朽性や保存性に優れています。また、腐食に非常に強いという特性も持っています。高級家具や指物、床柱をはじめとした内装材として利用されています。

ブラックウォールナット
- 【クルミ科広葉樹】
- 世界三大銘木のひとつで、北米産広葉樹の中でも最高級の木材として世界中から愛されています。木目の美しさ、深みのある色合いの素晴らしさは芸術品とも言えるでしょう。狂いが少なく、強度に優れ、加工性も良いことから、高級家具や楽器、フローリングなどに使用されています。

サザンウォールナット
- 【マメ科広葉樹】
- インドネシア産の木で、ウォールナット調の木目が特徴です。街路樹、公園樹、庭木として広く植樹されるほか、コーヒー園や茶園では遮光樹としても利用されます。また、ジャワ更紗などのソガ染めの染料としても重宝されています。

アカシア
- 【マメ科広葉樹】
- 東南アジア、アフリカ、オーストラリア、アメリカなど、熱帯から温帯にかけて広く分布し、種類は600種以上も存在します。硬く重い木で、芯材は濃茶色、辺材は白色とはっきりした濃淡があります。産地によって木目や材質が全く異なり、スモールリーフアカシアとビッグリーフアカシアに大別されます。

リンゴア
- 【マメ科広葉樹】
- 高級木のカリンと植物学的には同種の木です。カリンよりもやや軽く、控えめな色調が特徴です。寸法安定性が高く、収縮、反り、ねじれが少ない木です。

ケンパス
- 【マメ科広葉樹】
- 重硬な木で、フローリングはもちろんデッキや鉄道の枕木にも広く用いられています。赤褐色の木目はカリンの代用として使われることもあります。

マホガニー
- 【センダン科広葉樹】
- 世界三大銘木のひとつで、紅金色の光沢と美しい縞模様が魅力です。内装部材や高級車のハンドル、ダッシュボードなどに用いられてきました。自生するホンジュラスマホガニーは現在入手困難なため、東南アジアで計画的に植林されたものを使用しています。

ローズマホガニー
- 【センダン科広葉樹】
- パプアニューギニアの限られた地域のみに分布する希少木です。重硬で耐久性があり、シロアリや菌、昆虫類に対する抵抗力があります。色差はありますが全体的には赤褐色で、同科のホンジュラスマホガニー同様、非常に高級感があります。

ブラックチェリー
- 【バラ科広葉樹】
- フルーツのアメリカンチェリーの実がなる木です。木目の表情は優しく、赤身(心材)が経年変化により濃くなり、艶と風合いが増すのが特徴です。狂いが少なく切削性にも富んでいるため、高級家具などにも用いられます。

ヒッコリー
- 【クルミ科広葉樹】
- アメリカを代表する樹種のひとつです。重硬で強度に優れているため家具に用いられるほか、衝撃吸収力が高いことからゴルフクラブのシャフト、ビリヤードキュー、スキー板などのスポーツ器具にも使われています。白色と赤褐色のコントラストが特徴です。

ケヤキ
- 【ニレ科広葉樹】
- 第一級の良材として、古くから建築・建具・家具・造作などに幅広く利用され、大黒柱としても重用されてきました。また、各地で街路樹として植樹され、ケヤキ並木として親しまれています。

オークチューリップ
- 【アオギリ科広葉樹】
- 西アフリカのコトと同科同属で、パプアニューギニアに分布しています。美しい木目と滑らかな木肌が特徴で、板目には杢が、柾目には網目模様が出ます。

サイプレス
- 【ヒノキ科針葉樹】
- 赤身(心材)と白太(辺材)の色差が特徴的な木で、「オーストラリア桧」とも呼ばれます。赤身(心材)は耐水性に大変優れ、シロアリに対する抵抗力も非常に強いため、デッキだけでなく土台としても使われます。

ウリン
- 【クスノキ科広葉樹】
- インドネシア、マレーシアに分布し、高い耐久性と強度を併せ持ちます。シロアリに侵されずその他の虫害もまれです。多量に含まれるポリフェノールのおかげで耐久性が極めて高く、接地、接水する場所や海中での使用にも適しています。曲がりや割れが比較的生じにくく、色調のバラつきが少ないのも特徴です。

セランガンバツー
- 【フタバガキ科広葉樹】
- 東南アジア一帯に豊富に分布し、安定して供給されています。シロアリや菌に強く、接地しても耐久性に優れています。デッキ材としての歴史は長く、公共物件や民間大規模工事に多用されています。

ゴム
- 【トウダイグサ科広葉樹】
- ブラジル原産ですが、現在では東南アジアなどで多く植林されています。集成材に加工され、テーブル天板などの家具によく使用されます。採取される樹液は天然ゴムの原料となります。
やわらかめの木

あづみの松
- 【マツ科針葉樹】
- 雄大な山々とそれを源に流れ出る清らかな水−独特の自然環境を有する信州。そこで長い年月を経て育ってきた赤松は、本州〜九州の広い範囲に分布する国産赤松の中でも、殊更美しい木目が特徴です。

あづみのカラ松
- 【マツ科針葉樹】
- 信州で育った国産のカラ松で、スキー場などで見かけることもあります。針葉樹の中では比較的かたく、味わい深いはっきりした木目を持っています。

桧
- 【ヒノキ科針葉樹】
- 日本特産の樹種で、本州中部から四国、九州を経て屋久島まで分布しています。狂いが少なく耐水性が高いため、最高級の建築材とされてきました。寺社仏閣にも数多く使用され、1000年の寿命を保つ建築物もあります。また、ヒノキチオールと呼ばれる成分によるリラックス効果も期待できます。なお、加工を海外でおこなった商品は片仮名でヒノキと表示するのが慣習です。

桐
- 【ゴマノハグサ科広葉樹】
- 草の仲間でありながら木と同じような性質を持つため、「木と同じ」と書いて「桐」です。冬でもあたたかく心地よさを感じられ、とてもやわらかいため転倒した際の衝撃を緩和してくれます。また、熱が伝導しにくいので、万一の火事でも桐たんすの中の物は無事だったという事例もあります。調湿効果により着物や衣類の収納にも適しています。

杉
- 【スギ科針葉樹】
- 加工性が良く角材から板材まで作ることができるため、古来より重要な木材として重宝されてきました。特有の芳香があり、杉樽に貯蔵することによって日本酒に香りをつけたりもします。杉には多くの地域品種があり、色合いや材質がそれぞれ異なります。

柳杉
- 【スギ科針葉樹】
- 日本の杉の苗木を中国西南地方に植林した杉を「柳杉(やなぎすぎ、りゅうすぎ)」と呼びます。土壌が違うため、色合いや木目などが少し異なるものの、日本の杉と非常によく似ています。

レッドパイン
- 【マツ科針葉樹】
- ヨーロッパやロシアに分布し、やわらかくあたたかみがあるのが特徴です。木目も比較的素直で親しみやすい木です。建築、家具、土木、パルプなどに広く使われており、自然素材や節あり商品の人気に後押しされてフローリングなどでの利用も増加したため、日本トップクラスの使用量を誇る樹種となっています。

ボルドーパイン
- 【マツ科針葉樹】
- 1857年、フランス南西部のボルドー地方の荒廃地にナポレオン3世が植林したのが始まりで、50〜80年の年月をかけて生育します。美しい木目と様々な表情の節がカントリー調の風合いをもたらします。

ラジアータパイン
- 【マツ科針葉樹】
- 原産は北米のカリフォルニアですが、現在では主にニュージーランドやチリで植林されています。年輪幅が非常に広く加工すると曲がりが起きる印象がありますが、近年は枝打ちをすることで欠点のない加工性に優れた材が多く取れるようになったため、様々な用途に利用されています。

メルクシパイン
- 【マツ科針葉樹】
- インドネシアを中心とした東南アジアに分布し、マツ属の中では最も暖地に生育しています。日本にはほとんどが集成材として輸入され、窓枠やカウンターなどに使われています。

クルミ
- 【クルミ科広葉樹】
- 北米のブラックウォールナットに類する木で、東アジアに分布し、「オニグルミ」とも呼ばれています。英名が「ウォールナット」であることからもわかるように、木目はブラックウォールナットに酷似します。やわらかく軽いため、家具や彫刻にも使用されます。

アルダー
- 【カバノキ科広葉樹】
- アメリカ西海岸に分布するおとなしい木目の木です。サクラに似ているため、かつては「洋サクラ」という別名で家具などに使われていました。広葉樹としては比較的やわらかく、加工性にも優れています。

ヘム(ツガ)
- 【マツ科針葉樹】
- 木目は細かく、色が白いのが特徴です。柾目で使用されることが多く、その綺麗な柾目は、フローリング、羽目板、カウンターなど、様々な用途に使われます。

ダグラスファー(米松)
- 【マツ科針葉樹】
- カナダの針葉樹の中でも最高クラスの強度を持ち、曲げ強度とせん断強度が高く、剛性にも優れています。構造材、造作材、建具、家具、合板、造船などにもよく使われます。経年変化で色合いに深みが増します。

ウエスタンレッドシダー(米杉)
- 【ヒノキ科針葉樹】
- アラスカ南部からカリフォルニア北部にかけての広大な地域に分布する木です。濃淡のある色合いが特徴で、独特の甘い香りによるリラックス効果もあります。加工がしやすく、優れた耐久性を誇ります。

福杉
- 【ヒノキ科針葉樹】
- 福建省を中心とした中国南部に分布することから「福杉」「福州杉」「福建杉」などと呼ばれます。独特の強い香りを持つため、「香杉」の別名もあります。やわらかく軽いですが、一定の耐久性があるため、サイディングやデッキとして使用されています。
木の特徴

- 節
- 木の枝が幹に巻き込まれた部分です。生きている枝が巻き込まれた節を「生節(いきぶし)」、枯れた枝が巻き込まれた節を「死節(しにぶし)」、鉛筆の芯程度の節を「葉節(はぶし)」と呼びます。

- かすり
- 木が成長する過程で傷ついた部分を癒そうとして養分を集中させた跡で、「ミネラルストリーク(鉱物線)」とも呼ばれます。バーチ(カバ)、メープル、ブラックチェリーなどに見られる黒いかすりと、チークなどに見られる白いかすりがあります。また、線状のものと斑点状のものがあります。

- 赤身・白太(しらた)・源平
- 木の中心部分の色が濃い部分を「赤身」(心材)、樹皮に近接する周辺部の白い部分を「白太」(辺材)と呼びます。赤身と白太が混ざると「源平」と呼ばれ、杉などに多く見られます。

- 入り皮
- 若木のときに樹皮が傷つき、めくれ上がるなどして木の内部に残ったものです。

- 虎斑(とらふ)
- オーク(ナラ)などブナ科の木に見られる虎の毛並のような美しい縞模様です。近くで見ると光の加減によって銀色に見えることから、「シルバーグレイン(銀杢)」とも呼ばれます。

- 髄心(ずいしん)
- 年輪の中心にある細くやわらかくて脆い部分です。

- ヤニ壺
- ヤニと言い、マツ科の樹種に多く含まれています。その樹液が木の隙間に溜まった部分です。

- 鳥眼杢(ちょうがんもく)
- 木目の模様で特に美しいとされるものは「杢」と呼ばれます。鳥眼杢は、小鳥の目のような小さな円形の斑点の杢で、「バーズアイ」とも呼ばれます。メープルなどに見られます。

- 縮み杢(ちぢみもく)
- 木目が波状に縮んでシワが寄ったように見える杢で、「波状杢」や「縮緬杢(ちりめんもく)」とも呼ばれます。繊維方向の木目と直交に現れます。オーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ホワイトアッシュ、メープルなどに見られます。

- 根杢(ねもく)
- 木の根の部分に現れる杢です。根杢を含む将棋の駒は高級品とされます。ブラックウォールナットなどに見られます。

- 経年変化
- 木は年月とともに色合いが変化します。色が濃くなる樹種もあれば、薄くなる樹種もあります。特にブラックチェリーは色合いが深みを増す樹種として有名です。
グレード
広葉樹
デラックス
希少価値の高い部分を使用した最上級のグレードです。
スタンダード
デラックスに次いで希少価値の高い部分を使用したグレードです。若干の色差などがあり、まれに小さな節などが若干含まれることもあります。
キャラクター
色差などがあるグレードです。小さな節などが若干ある場合もあります。
ナチュラル
デラックスからラスティックまでの一部または全部がミックスされたグレードです。
ラスティック
節や色差などがあるグレードです。節などの補修も多くあります。
針葉樹・国産材
無地( むじ)
希少価値の高い部分を使用した最上級のグレードです。節はありません。
無地上小( むじじょうこ)
無地に次いで希少価値の高い部分を使用したグレードです。まれに小さな節などがあります。
上小( じょうこ)
小さな節などが若干あるグレードです。
小節( こぶし)
小さな節などがあるグレードです。
節有( ふしあり)
節などがあるグレードです。節などの補修が多くある商品もあります。
構造

- 無垢
- 天然木を一枚の板として使用しています。木そのものの素材感が息づいており、木の持つあたたかみや香り、調湿機能などを実感することができます。

- 三層
- 表層に厚み約3mmの無垢単板を使用し、中間層と下層にも木材を配した三層構造です。無垢に比べて収縮・膨張が起こりにくい構造です。

- 複合
- 表層に厚みのある無垢単板を使用しているため、通常の複合と比べて無垢により近い質感を持ちます。下層は合板を使用しており収縮・膨張が起こりにくい構造です。

- SPC
- 樹脂製フローリングです(木製ではありません)。温度変化や水分の影響を受けにくいSPC基盤を採用しています。木目調の装飾プリントとエンボス加工により木質感を表現しつつ、収縮・膨張が非常に起こりにくい構造です。
タイプ

- ユニ
- 長さ方向にフィンガージョイントと呼ばれる方法で板を継いだ、最もポピュラーなタイプです。

- ヘリンボーン
- 細く短い一枚板で、寄せ木のように張りあげるタイプです。ニシンの骨の様に見えることからヘリンボーンと呼ばれています。

- 乱尺
- 長さが様々な一枚板タイプです。均一ではない自然な張りあがりになります。

- フレンチヘリンボーン
- 平行四辺形の細く短い一枚板で、寄せ木のように張りあげるタイプです。一般的なヘリンボーンよりもクラシカルな印象になります。

- ワンピース
- 継ぎ目のない一枚板タイプです。存在感のある張りあがりになります。

- パーケット
- 尺角に組みあげた正方形の寄せ木を交互に張りあげるタイプです。

- FJL(Finger Joint Lamination)
- 長さ方向に板を継ぎ、さらに幅方向にも継ぎのあるタイプです。
塗装の種類
オイル塗装
木に浸透するため、木そのものの自然な質感や調湿作用を活かすことができます。また、ツヤがあまりありません。一方で、水ジミができやすかったり、水拭きができないという点に留意が必要です(耐水性を特長とする塗料でも、工場塗装のため現場塗装とは仕上がりが異なりますので基本的に耐水性は低いです)。その中でも『エコプレーゼ』(リボスオイル塗装)は、比較的耐水性のあるオイル塗装商品です。
エコプレーゼV・エコプレーゼ
ドイツの自然オイル塗料「リボス」を国内工場で塗装した安全・安心な商品です。リボスは亜麻仁油を主成分とし、環境と健康に配慮した塗料です。エコプレーゼのトップコートには比較的耐水性のあるアルドボスシリーズを採用していますので、多少ならかたく絞っ布での水拭きができます。
UVオイル塗装
オイル塗料でありながら、比較的耐水性があり、多少ならかたく絞った布での水拭きができます。若干のツヤがあります。
ウレタン塗装
表面に塗膜ができるため、木の質感に直接触れることはできなくなりますが、かたく絞った布での水拭きができて日常のお手入れが容易です。若干のツヤがあります(一部、ツヤをできるだけ低くした商品もあります)。
TSVコート
表面に付着したウイルスを、光触媒により短時間で分解し不活性化する画期的な塗装です。ある程度の重歩行対応と滑りにくさも兼ね備えた、お年寄りやお子様、ペットにも優しい安心で快適な商品です。
TSコート
ある程度の重歩行対応と滑りにくさを備えたウレタン塗装です。
Uコート
浮造り加工に適した特殊なウレタン塗装です。
ウレタン、UVハードコート
一般的なウレタン塗装です。
無塗装
お好みの塗料で仕上げてご使用ください。(無塗装のままでご使用になると、毛羽立ちや過度の反り・曲がりなどの原因となることがあります。)
無垢素材商品の特性
色合い・木柄
- 色合いや木柄が一枚一枚違い、まったく同じものはひとつとしてありません。一枚一枚の色合いがかなり違う樹種もあります。そのため、実際の商品の色合いや木柄は、写真やサンプルと異なることがあります。
経年変化・日焼け
- 年月の経過とともに色合いが変わっていきます。樹種により濃くなるもの薄くなるもの様々です。ブラックチェリーやレッドパインなどは特に色合いの変化が大きい樹種です。
- 日光や照明があたる場所とそうでない場所(カーペットの下や日陰など)とでは色合いの変わり方が異なります。
膨張・収縮・反り・曲がり
- 無垢素材には動きがあります。人工乾燥を施していますが、ご使用環境(湿度・温度など)により、一定の膨張・収縮・反り・曲がりが生じます。
- ホットカーペット・ストーブ・ヒーター・エアコンなどの熱や風が直接あたる場所では、ほかの場所と比べて収縮や反り・曲がりが大きくなることがあります。
- 床暖房対応商品は特殊乾燥などを施していますが、一定の膨張・収縮は生じます。
割れ
- 乾燥したり膨張によって商品同士が押し合ったりすると表面割れが起こることがあります。特にラスティックグレードやキャラクターグレードなど比較的脆弱な部位が含まれる商品は、割れが起こりやすくなります。
虫害
- 高温での乾燥を施していますが、製造後に虫が付くことがあります。どの樹種でもまれにご入居後にキクイムシによる虫害が発生します。(特に、オーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ホワイトアッシュ、ケヤキ、桐などの環孔材の白太など)。虫害が発生した場合は防虫処理の専門業者にご相談ください。
触感
- 同じ加工の商品でも、樹種により触感が異なります。滑らかな触感の樹種(メープルなど)もあれば、多少ざらつきのある触感の樹種(ブラックウォールナット、クルミなど)もあります。
塗装ムラ
- 部位によって塗料の吸い込みに差があります。そのため、オイル塗装品は塗装の仕上がりにムラがあることがあります。また、無塗装品(特にレッドパインなど)は塗装後にムラができることがあります。
水漏れ
- 無垢素材は水を嫌います。水濡れはシミ・毛羽立ち・割れ・膨張等の原因になりますので、速やかに乾いた布で拭き取ってください。キッチンなど水をよく使う場所にはマットの使用をおすすめします。
傷・へこみ
- どの樹種を使用いただいても多少の傷やへこみは生じますが、傷やへこみを避けたい場合はできるだけかための樹種をおすすめします。
- テーブルやイスの脚にはフェルトキャップをかぶせて、傷やへこみを防止してください。また、キャスター付きのイスやワゴンなども傷やへこみの原因になります。
- 土足で使用される場合は、できるだけかための樹種やダメージ加工を施した商品をお選びいただくのも一案です。
変色
- 無垢素材に水分(特にアルカリ性)や鉄分が接触すると、含有するタンニン成分により変色することがあります。タンニン成分が多く含まれる樹種(特にナラ、クリ、ブラックチェリー、杉、ウエスタンレッドシダーなど)には水性塗料を使用しないでください。また、漆喰やアルカリ性洗浄剤などアルカリ性や鉄分の強いものと接触しないようご注意ください。
風化
- ウッドサイディングやウッドデッキなど屋外使用の商品は、どの樹種でも風化によりシルバーグレー色に変色します。屋外用保護塗料を定期的に塗装することで変色や劣化の進行を緩和することができます。